【西村】
2021年も無事に365日目を迎えました。
昨年に引き続きコロナ禍の中、国内外で様々な出来事がありました。
東京2020オリンピック・パラリンピックはスポーツや日本人らしさを再確認できた素晴らしいイベントでした。
ライコの今年の出来事といえば、リグを移転リニューアルし柳内がオーナーとなりtorikoがオープンしました。
私はライコでのセッションに集中した結果、ここ数年積み重ねてきたセッションコンセプトが自分に馴染んできた一年となりました。
さて、今年の大河ドラマ「青天を衝け」は渋沢栄一を主人公とした日本の近代化がテーマでした。
渋沢栄一と言えば論語と算盤。
10年位前に現代語訳を読んだことがありましたが、その素晴らしさを再認識させてくれたドラマでした。
道理を伴った利益を追求する。
これは今の日本・日本経済にとってとても大切なことではないでしょうか。
スケールは小さくなりますが、バブルのピークにあるパーソナルトレーニング・ジム・トレーナー界に関わる人たちは特に考えなければならないと思います。
売上・利益を上げるためのスキルを学ぶのではなく、人の役に立つスキルを学び、その対価が利益を生む。
ライコが16年間一貫してやってきたことです。
これからも流行に流されず、本質をシンプルに、地味に地道に精進していこうと心に誓った2021年の大晦日となりました。
「青天を衝け」の中で頻繁に使われていたのが「励む」という言葉。
「頑張る」ではなく「励む」。
「励む」とは心を打ち込んで努めること。
頑なにやり通す「頑張る」とは違います。
今があるのは先人たちがそれぞれの立場で励んできたからです。
国も、皆さんの関わりがある業界・コミュニティも、先人たちから受け継がれ積み重ねられてきた延長線上にあります。
その歴史の中にはもちろんプラスもマイナスもあります。
プラスを維持し、マイナスを改善しながら前に進むのが今を生きる世代の役割です。
新しい年が良い年になりますように。
2022年、それぞれのステージで励みましょう。
それでは皆さん、良いお年を。